【2023年度 入社式レポート】フレッシュな気持ちを胸に、新しい価値創造への第一歩を踏み出す
2023年4月3日(月)に、デジタルホールディングスグループは、市ケ谷オフィスにて2023年度入社式を行いました。
いよいよ社会人としての1日目がスタートする皆さんの顔からは、『新しい価値創造』に向けて決意を新たにする様子が伺えました。
午後には、これから約1か月かけて行われる新卒研修もスタート。当日の様子を、新入社員の様子とともにご覧ください。
グループのバリュー『5BEATS』と、『1.1の35乗≒28』に込めた、グループCEO野内の想い
社会に入ると、仕事だけでなくプライベートでも色々な出会いがある。この繋がりをこれからの人生において大事にしていってほしい。
そんな想いから始まった野内の言葉。必死にメモをとる新入社員の姿も目立ちました。
- 創業以来大切にしている価値観(5BEATS)
デジタルホールディングスグループの変遷を振り返りながら、創業以来大切にしている価値観「5BEATS」があります。その中の一つである、「一人一人が社長(社員の幸せ=自立)」は社会を、そして、自身の人生を豊かにするためにも必要な価値観です。この自立は因数分解すると以下の3つに分けられると考えています。
①職業的自立 ②経済的自立 ③精神的自立
人生を豊かにするためには、これらすべてが当てはまる真の自立人材となって、自分で責任を持って意志決定できるようになることが重要です。
- 自己研鑽を怠らず、小さな一歩を積み重ねる
スクリーンに映し出された数式には、小さな一歩の積み重ねが未来を大きく変えるという想いが込められています。
一般的な努力水準を「1.0」にしたとき、1年間に10%プラスして努力できた人が「1.1」だとします。5年後には「1.6倍」と差は小さいように見えますが、例えば35年後には「28倍」になります。自らの成長を求めて、自らの思考で行動することは、後の自身の人生に大きく影響を及ぼします。人生を豊かに歩むためにも、心に留めておいてほしいです。
「世の中を変えるのは個人の情熱」CHRO 石綿からのメッセージ
「入社おめでとう!」お祝いの言葉が明るく会場全体に響きました。
社会人生活をデジタルグループでスタートさせた新入社員とのご縁に感謝をし、石綿はこんなメッセージを送りました。
- マインドセットで成長速度は大きく変わる
仕事の結果を静的・固定的に捉え、失敗を恐れ、内向きに考えること『固定型思考(フィックスト・マインドセット)』に対して、他人の成功や自分の失敗すべてを学びと解釈し成長する機会と捉えて前向きに考えることを『成長型思考(グロース・マインドセット)』と呼びます。
仕事をしていれば、時にはつまずいてしまうこともあります。そのときに『グロース・マインドセット』が身についているか否かで今後の人生が大きく変わります。大変な時にこそ、改めて振り返ってほしいと思います。
- 内なる動機を信じる
*外部の力で割れた卵は、死を迎える
内部の力で割れた時、初めて命が誕生する
偉大なことは、常に内発的なものから始まる
2013年にクレイトン・クリステンセンがハーバードビジネスレビューに記した言葉です。入社式から3日後には、「新しい価値創造」への情熱と挑戦を讃えるグループ社員総会『New Value Forum2023』が開催されます。先輩たちの内なる動機から始まった取り組みと情熱溢れる姿を目に焼き付けてほしいと思っています。そして、みなさんの好奇心や情熱をもとに創られる新しい価値を楽しみにしています。
入社式当日に、内定者研修の振り返りを行った理由
改めて、新入社員に向き合っている人事部(採用・育成チーム)に新卒研修に込めた想いを伺いました。
(左から、採用・育成チーム 小森・大脇・山崎・橋爪)
東京配属の2023年度研修テーマは「グロース・マインドセット」。
入社式での、グループCHROからのメッセージにもあった通り、他人の成功や自分の失敗すべてを学びと解釈し成長する機会と捉えて前向きに考える思考のもと、これからの時代は自ら考え、選択し、行動していくことが重要です。
そして、企業において、自ら育つ人材を育むためには、
①個人の学習を中心とした「知識」の習得
②他者との対話による「探究力」の鍛錬
が必要だと私たちは考えています。
そのため、これから続く1か月の研修では、eラーニングやグループワークなどを通じて、両輪を交えた機会を提供していきます。
また、デジタルホールディングスグループが1番身につけてほしいスタンスとして、キャリアを自ら描く『セルフデザイン』があります。これは、グループが大切にしている5BEATSの一つ「一人一人が社長(社員の幸せ=自立)」にも基づいています。
昨年10月の内定者研修では「自分で決めて、やり切る力」を身につけるコンテンツとして、『セルフデザイン内定*』を実施しました。
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*『セルフデザイン内定』の内容
(1)先輩社員から目標の立て方のレクチャーを実施
(2)内定者時代にやり遂げる目標を自分の意志で設定
(3)同期と立てた目標を共有
(4)先輩社員との壁打ちを行い、目標をブラッシュアップ
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今回、入社式後の研修において、当時一人ひとりが設定した目標をKPT*のフレームワークをもとに振り返りました。その結果、自身の成長実感を得ることができ、さらに同期の仲間にもシェアすることで、新たな気づきや学びにも繋がりました。
*「Keep(成果が出ていて継続すること)」「Problem(解決すべき課題)」を洗い出し分析した上で、具体的な改善策としての「Try(次に取り組むこと)」を検討するという振り返り方法を指す。
今後も、新卒研修における様々な機会を通じて「自分はどうしたいのか」「何を目指したいのか」を考え抜き、内発的な動機を育んで欲しいと考えています。
デジタルホールディングスグループでのDay1を終えて ~新入社員インタビュー~
入社式・研修を終えて、2名の新入社員に今の気持ちを聞いてみました。
河原さん:野内さんがジャネーの法則*に沿ってお話してくださった「体感時間は自分が経験してきた時間とともに、どんどん減衰していく」という内容が印象に残っています。これから過ごす時間を無駄にしないように、日々一生懸命に歩んでいきたいと感じました。
また、3つの自立を心に、職業的にも経済的にも精神的にも、一人で立つことができる、自分の機嫌は自分でとることができるそんな社会人になりたいと思っています。正直、まだまだ社会人としての実感は湧かないのですが、これからの研修を通して『真の自立』に向かってのステップを着実に歩んでいきたいです。
杉山さん:社会人になったことを改めて実感できる、そんな日でした。デジタルホールディングスグループが掲げている「5BEATS」に『新しい価値創造』とありますが、組織に対して、そして、社会に対して私自身が与えることができる価値に真っ直ぐに向き合いたいです。そして『未来を創る』のは自分たちである、を体現すべく、情熱や好奇心を胸にたくさんの挑戦や行動をしていきたいです。
*ジャネーの法則:19世紀のフランスの哲学者ポール・ジャネーが提唱し、甥の心理学者ピエール・ジャネーがその著書で紹介したもの。主観的に記憶表象される年月の長さは、生活年齢に反比例して、年少者にはより長く、年長者では短く評価される説を指す。
(左から、新入社員 杉山・河原)