【イベントレポート】いつも始まりは、たった一人の情熱から。新しい価値創造への、私たちの挑戦と進化。『New Value Forum 2023』

2023年4月6日(木)、デジタルホールディングスグループ(以下、当社グループ)はグループ社員総会を行いました。本会は昨年から、『New Value Forum』と名称を改め、当社グループのバリュー「5BEATS」の一つである、「新しい価値創造」を体現するプレゼンテーションイベントへと進化しています。本資料は、『New Value Forum 2023』の概要ならびに、当日の様子をダイジェストとしてまとめたイベントレポートです。
 

『New Value Forum』とは

2021年より掲げるパーパス「新しい価値創造を通じて産業変革を起こし、社会課題を解決する。」の実現に向け、「新しい価値創造」を体現する取り組みを発表する、プレゼンテーションイベントです。グループ内で新たな挑戦、そしてその先にある産業変革に臨む社員の、情熱と挑戦と進化を讃える場として開催しています。

『New Value Forum 2023』グランプリ選出方法

プロフェッショナル部門
社員によるエントリー制です。社外取締役含む、当社グループ役員、各社社長によって構成された審査員による一次審査(書類)、二次審査(プレゼンテーション動画)を経て、ファイナリスト5名を選出。最終審査は会場ステージでのプレゼンテーションとなり、9名の最終審査員(各10pt)、全社員(各1pt)からの獲得投票数によって、グランプリ、準グランプリ(各1名)を決定しました。


ルーキー部門(2023年より新設)
社会人歴3年目までの社員がエントリー可能な部門です。「新しい価値創造」を最も体現した社員に送られる個人賞です。審査基準(後述)はプロフェッショナル部門と同様であり、二次審査をもとに、ファイナリスト3名と、その中からグランプリ1名を事前に決定。イベント当日に発表しました。
 

『New Value Forum 2023』テーマ

「新しい価値創造」に向けて、『Challenge』をテーマに掲げた昨年の『New Value Forum 2022』からの、さらなる「進化」を讃えたい想いから決定。キービジュアルでは、『EVOLUTION』の『I』を小文字にすることで人に見立て、その個人の情熱を起点として、さまざまな背景やスキルを持った社員が集い、コラボレーションすることで、挑戦のその先へとエネルギーが拡散していく様子を表現しています。


『New Value Forum 2023』イベントレポート ~当日の様子~

ヒューリックホール東京にて開催。入口付近の螺旋階段周りには2022年・2023年ファイナリストのパネルが並び、開演前から賑わいを見せていました。

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(会場前にはイベント名とロゴを設置)

 

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(入口付近にはファイナリストたちのパネルが並び会場を彩った)

 

 

『New Value Forum 2023』は、オープニングムービーの上映で開演。

オープニング映像:


NA:高川裕也

成功が保証された挑戦は一つもない。何度も立ち上がることへの決意をオープニングムービーには込めています。

司会進行の金子恵理子さんからイベントの概要が示されたのち、代表取締役社長グループCEO 野内敦が開会宣言を行いました。
 

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(ファイナリストのプレゼンを「どんな価値を生み出したか?」にフォーカスをしながら聞いてほしいと話す野内)

 

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(開会宣言中の会場のようす)

 

野内による開会宣言

「私たちのパーパスに謳われている「新しい価値創造」。これは一体何なのでしょうか。色々な解釈があると思いますが、新たな取り組みの「先」で生み出した価値が大事であることを、まずお伝えしておきます。
新しい挑戦には必ず失敗や苦悩があります。でも、それらがあって初めて価値が生まれます。挑戦したことに満足するのではなく、挑戦して苦悩を乗り越えて価値を創り上げる。それこそが私たちの求めている「新しい価値創造」であり、私たちの一丁目一番地です。
今日この場からまた新たな挑戦が始まっていきます。観客である皆さんから「私もやってみよう」と、意気込みの生まれるイベントにしたいと思います」

その後、グループCHRO石綿純からグランプリ選出方法の説明がなされたのち、イベントはルーキー部門の表彰へ。ファイナリスト3名のアバン映像がスクリーン上に映りました。

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(5つの審査基準を改めて社員へ伝える石綿)

 

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(オンライン・オフライン問わず、審査員は社員全員であることを改めて話す石綿)

 

 

ファイナリスト3名の中から、グランプリに選ばれたのは、「藤和那須リゾートでのDX推進による経営支援」をエントリーテーマに新しい価値創造に取り組んだ、株式会社デジタルシフト パートナー共創事業本部 川真田一陽。クライアントの生産性を高めながら、営業利益1.5倍を達成したプロセスと結果が評価されました。発表された際は、大きな拍手とともにコーポレートカラーであるデジタルレッドのペンライトが会場を照らしました。
ステージにて表彰状、クリスタルを手渡したのは、昨年のグランプリである株式会社バンカブルの市村誠大です。

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(グランプリが発表され、チームメンバーとハイタッチをする川真田)

 

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(『New Value Forum 2022』グランプリである市村から川真田へのクリスタル授与シーン)

 

川真田コメント「私は現在、宿泊事業を営む会社に出向し、デジタルを活用したホテル部門の生産性向上、マーケティング支援によって営業利益を伸ばすプロジェクトに従事しています。数字に責任を持ち、矢面に立ち、自分で意思決定して進めていくことが、自己の成長と事業の伸びにつながっています。経験があまりない私に対してこのような挑戦をさせてくださった当時の先輩方、現パートナー共創事業本部の皆さん、デジタルシフト社の吉田社長、そして、出向先の皆さまに感謝しています」

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(ステージ上でお世話になった関係者へ感謝を伝える川真田)

 

続いて、プロフェッショナル部門の最終審査が行われました。ファイナリスト5名は、①新規性、②挑戦性、③変革性、④情熱、⑤進化――の審査基準のもと、各10分間の持ち時間でステージからプレゼンテーションを行いました。最初に登壇したのは、株式会社オプトインキュベート インキュベーション事業部 山賀美裕。「新規事業開発の新たなビジネスモデル構築への挑戦」をエントリーテーマに、プレゼンテーションに臨みました。

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(デジタルレッドに光るサイリウムの輝きで、登壇する山賀へエールを送る仲間たち)

 

※社内向けの内容のため、オプトインキュベート社のアバン映像は割愛しています

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(昨年の『New Value Forum』に参加して、オプトインキュベートの事業を知った山賀。異動した後の心境を語る)​​​​

 

冒頭、「新規事業領域における『人月モデル』のビジネスモデルは、自社の利益を追求すると、顧客の事業の成功確率を下げてしまう」と話した、山賀。この矛盾と対峙したオプトインキュベートは、クラウド型開発プラットフォーム『Pocone(ポコン)』によって、開発するシステムの対価を得る「成果物へのフィーモデル」へとビジネスモデルを変革。低コストかつ、スピーディなウェブサービスの開発の実現は企業のニーズをつかみ、同社は急成長を遂げました。
山賀はその先の展望と新しい価値創造について、壇上からこのように話しました。
 

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(新規事業の成功確度を高めるためのポイントを伝える山賀)

 

「私たちは挑戦を加速するため、次のステージとしてコンサル支援領域のビジネスモデル変革に取り組んでいます。新規事業の成功確度を高めるためには、リーンに検証し試行錯誤を繰り返すことが重要となります。そこで、この「圧倒的なスピードでアイデア創出・検証すること」の価値に対する対価をもらう取り組みを開始。この取り組みにより、人月モデルの矛盾を打ち破り、「自社の利益」と「事業成功」を両立するビジネスモデルを追求します。このような世界を私たちが実現することで、新たな価値創造は加速していくと考えています」

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(自身のモチベーションの源泉にある想いを語る山賀)

 

続いて登壇したのは、株式会社バンカブル SalesDivision 松山陽裕。昨年の『New Value Forum』でグランプリを受賞した、広告費の4分割・後払い(BNPL)サービス『AD YELL(アドエール)』よりも顧客が柔軟に資金留保できる決済スキームの活用で新しい価値創造に挑戦。「改革的な審査モデルの構築、支援領域拡大に向けたサービス設計」をエントリーテーマに、ステージに立ちました。

 

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(『New Value Forum 2023』のために作った横断幕を広げ、松山へエールを送るバンカブルの仲間たち)

 

※社内向けの内容のため、バンカブル社のアバン映像は割愛しています

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(バンカブル社に転職したきっかけである、祖父のストーリーを語る松山)

 

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(バンカブル社に転職したきっかけである、祖父のストーリーを語る松山)

 

「金融機関は実績や資産を見て貸付判断をしていますが、資金を求める方はそれらがないからお金を借りたいはず。この矛盾を解消するため、バンカブルは中小企業の与信に寛容な『AD YELL』を開発しました。しかし、『AD YELL』をもってしても救えない会社のいることを目の当たりにしたんです。ある時、『AD YELL』を資金調達の生命線として使用したいという社長がいらっしゃいました。しかし、その会社はすでに倒産することが目に見えている状態だったんです。中小企業への与信に寛容な『AD YELL』といえど、審査を否認せざるを得ませんでした。その結果をお伝えすると、社長は涙を浮かべていらっしゃいました、、、。その姿を見て、本当の意味で全ての人を支援できる金融事業を立ち上げたいという思いから、新しい決済サービスを用いた独自の審査モデルを構築しました。
 

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(課題にぶつかった際の葛藤を語る松山)

 

『AD YELL』のみでは、今まで救うことができなかった企業に対してもう一度、手を差し伸べることができる。そして、デジタルホールディングスグループであれば同時に広告支援もできる。私はバンカブルを、挑戦する人の背中を押せる企業にしてみせます。さらなる挑戦と進化を見守ってください」

 

3番手としてステージに現れたのは、株式会社デジタルシフト 前村真之介です。エントリーテーマ「デジタルシフト社 黒字化のキセキ」のとおり、赤字脱却のための変革に取り組んだ軌跡と、その結果を出せた奇跡について、熱く語りました。

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(デジタルシフト社の声援を浴びながら登場する前村)

※社内向けの内容のため、デジタルシフト社のアバン映像は割愛しています

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(大手広告代理店に出向していた時に抱いた感情を語る前村)

 

「2020年3月、社員30人でスタートした当社は、グループ企業の合併によって1年後には200人の会社になりました。しかし、その期は赤字で着地。社員の士気も高いとは言えず、お客さまからも『会社の強みが分からない』と指摘を受けるほどでした。この状況を打破するため、私たちは全社一丸となって500社以上に及ぶお客さまを訪ね、デジタル活用における本質的な課題をヒアリングして回りました。そこから得られた気づきをもとに、私たちはビジネスモデルを『サービス開発×マーケティング』へと再定義。元々同社が持っていたマーケティングの知見をもとに、サービス開発をした先のマーケティングによって、よりアップデートすることができることが強みであると位置づけます。

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(デジタルシフト社の強みを生かしたビジネスモデルのテーマを語る前村)

 

この提供価値に合わせ、ポートフォリオと組織を短期間で2回変更。開発体制も整えました。結果、1年後には大幅な黒字を達成。主要KPIも向上し、社員一人当たりの生産性も1.5倍になりました。
これから私たちは、グループの中核事業会社を目指します。企業も顧客も想像できなかったサービスや仕組みを提供することで、仲間とパートナー、そしてお客さまが報われる社会を実現したいと思っています」
 

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(改めてこれまで歩んできたデジタルシフト社の軌跡を語る前村)

 

4番目に登場した、株式会社オプト オペレーション拠点戦略部 西山菜寧は、社員たちが効率化可能な定型業務に追われる姿を見て、一人ひとりが自分の強みを生かせる仕事にリソースを注げる環境を目指そうと決意。Google社が提供する、ローコードプラットフォーム『Google Apps Script』(以下、GAS)によるプログラミング開発への挑戦を始めました。「社内業務の改善とデジタル人材育成支援」をエントリーテーマに、その過程と成果を壇上より発表しました。

 

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(大きな拍手に包まれた会場で、登場した西山)

 

 

紹介映像:

NA:高川裕也

 

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(もっとワクワクできる会社にするために、取り組みの背景にあった想いを語る西山)

 

「私は2019年末から、この取り組みに挑戦してきました。いままで延べ50件以上もの案件をスピーディに開発できたのは、私自身が現場担当者だったからであり、何よりの強みになりました。エクセルやスプレッドシートで行っている業務効率化に、たった一つ、GASを加えることで、できることが拡大しました。

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(これまでの自身のキャリアによって生まれた強みを語る西山)

 

だからこそ、私は多くの社員がこのスキルを身に着けることができたらと、デジタル人材の育成にも挑戦。2022年は47件の開発事例が研修から生まれ、私のフォロー無く開発を行える社員も増えています。

技術を味方にできる人材が増えたら、新しい価値創造はより加速していくはずです。私は皆さんの挑戦を後押しすべく、eラーニング講座、オンライン研修、そして、開発相談窓口の3つの機会を新たに用意しました。皆さんの持つアイデアを私と一緒に実現してください。素晴らしい強みを持つメンバーが集まっている当社なら、ワクワクする未来をつくっていけると思っています」
 

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(グループ社員へ一番に伝えたいメッセージを届ける西山)

 

最後の登壇者となった、株式会社オプト ECチャネル戦略部 塚本くるみは、「SaaS型ECマーケティングツールOxcimβ版の開発」がエントリーテーマです。
    
塚本の手掛ける『Oxcim(オキシム)』は、複数のECモールを総合的に分析し、クロスチャネルで最適化を目指せる業界初のSaaSであり、導入企業はこれを戦略立案や売上拡大に役立てることができます。この先、『Oxcim』でどのような価値創造をしていくのか。その思いをこのように語りました。

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(登壇前にともに働くチームメンバーへ手を振る塚本)

 

紹介映像:

NA:高川裕也

 

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(メディア支援事業の立ち上げ&撤退を経験。新たにEC事業を立ち上げる際は迷いがあったと語る塚本)

 

「ECチャネル戦略部のミッションは『ECチャネルの最適化を事業成長の原動力に』を掲げています。最近のユーザーの動向は、商品を知る場所・購入する場所、チャネルが違うことが多々あり、それに対してメーカーは、ECモールの最適化に頭を抱えている実態があります。私たちはここに目をつけました。『Oxcim』を使えば、メーカーは市場リサーチ(機会損失をした金額や競合状況 etc…)さらにはKPIに対する分析が可能になります。

 

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(改めて『Oxcim』によって実現できるメーカーへの価値を語る塚本)

 

価値提供を続けることで、オプトはインパクトある利益、デジタル購買データを手にすることになり、『ECといえば、オプト』という新しいラベルができます。なかでもデジタル購買データの存在は大きい。ユーザーの消費行動を知ることができるし、そこから生まれる新たな商品開発などの事業創造が適うことを、グループの皆さんに一番お伝えしたいです。事業の立ち上げは私自身の経験の中で二度目の挑戦。新たにこういった機会をいただけるデジタルホールディングスグループに感謝し、これからも価値創造で還元していきたいと思っています」

 

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(チームメンバーの写真をスクリーンに映しながら、新規事業はメンバー全員の小さな一歩の積み重ねの中で描かれていくものだと語る塚本)

 

以上、5人のファイナリストによるプレゼンテーションが終了しました。なお、各発表の後には、審査員からのコメントも寄せられていました。こちらでは、その一部を紹介します。

 

社外取締役 水谷智之による審査員コメント -  バンカブル社 松山のプレゼンを聞いて - 

「祖父がご兄弟の連帯保証人になった物語を、倒産寸前の会社の与信を通せないことを、『肩代わりをするなんてバカだ』『仕方がない』とやり過ごすこともできたでしょう。しかし、あなたはその小さな違和感と向き合いました。まさに新しい価値を創る種にエネルギーを宿すシーンを見せていただきました。
なぜ日本の金融は実績を持たない人が挑戦できない仕組みなのか。これは日本の負の側面だと思います。私もリスク分散という概念のない社会を変えようと挑戦しています。ぜひ風穴を開けてください」
 

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(プレゼンを聞いて湯気がたった、を一言目にコメントを届ける水谷)

 

社外取締役 栁澤孝旨による審査員コメント - デジタルシフト社 前村のプレゼンを聞いて -

「500社のお客さまの声を聞く。なかなかできないことだと思います。社員の皆さんが本当に一生懸命に取り組まれたことをひしひしと感じました。今回の黒字化は本当に素晴らしいと思います。デジタルシフト社の社員の皆さんの努力と、組織の結束力を感じられました」

 

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(デジタルシフト社の軌跡への感動をコメントに寄せる栁澤)

 

社外取締役 荻野泰弘による審査員コメント - オプト社 西山のプレゼンを聞いて –

「この場がビジネスプランコンテストだったら、この案は出ることすらなかったと思います。個人の情熱を起点とした新しい取り組みを称える『New Value Forum』の価値を改めて感じました。西山さんの取り組みはデジタルシフト、DXの本質であり、その執念と情熱はデジタルホールディングスグループが向かう方向の土台をつくることでもあると思います」

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(デジタルシフトの本質を語りながら、称賛するコメントを送る荻野)

 

ステージには取締役グループCOO 金澤大輔が登壇。グループ社員に向け、下記のようなメッセージを発しました。

 

金澤コメント


「今回の『New Value Forum』では素晴らしい事例が生まれました。こんなにもたくさんの情熱オーナーがいるのか、と勇気をもらった人も多かったことでしょう。この場に立った5人の裏に、何十人何百人ものサポーターと伴走者、 そして協力者がいたからこそドラマは生まれました。全ての人をこの場で讃えます。

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(会場全体を見渡しながら、社員一人ひとりへメッセージを送る金澤)

 

ファイナリストの湧き立つ湯気と迫力、一人ひとりの思いの強さと情熱、やり遂げるための愚直な実行力から、答えは現場にあること、主役は現場であることがひしひしと伝わってきました。目先の利益だけではなく社会的意義を持とう、理論だけではなく情熱を持とう、そして、あるべき戦略ではなく、ありたい意志を出そうと、この3つの価値に沿った皆さんの挑戦と力強いプレゼンテーションに感動しています。

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(自身の覚悟を伝えながら、全社員へ声援を届ける金澤)

 

当社グループには5BEATSの体現者、情熱オーナーがまだまだいます。次に続く人が一人でも多く生まれてくれることを期待しています。私も負けじと、どんどん打席に立って挑戦し、何度でも立ち上がって結果を出し、社会に一石を投じたいと思います」

その後、イベントは投票に移りました。結果発表の前には代表取締役会長 鉢嶺登がステージに上がり、総評を行いました。その際、4月より入社した新入社員へも歓迎の言葉と大きな拍手が送られました。

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(会場全体に響き渡る拍手の中で、立ち上がる新卒  ※写真は市ヶ谷オフィス勤務社員のみ)

 

鉢嶺総評


「私は、『自分に投資し続けてほしい』『困ったら厳しいほうを選択してほしい』『挑戦し続けてほしい』と、言い続けてきました。これらを実践している100名以上のエントリーした社員がいて、今日、代表の5名がプレゼンをしてくれましたが、それぞれが情熱を持って充実した人生を歩んでいる姿を見て、安心を覚えました。
 

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(デジタルホールディングスグループの未来を描く全社員に向けて力強いメッセージを送る鉢嶺)

 

さて、社会を変革し、社会課題を解決するのであれば、いまよりも高いレベルを目指す必要があります。現場がこれだけ熱い思いを持って取り組んでいるのですから、率いる存在の経営幹部はその絵をもっと大きくすること、そして、自らもより高い目線で大きな絵を描いてほしいと思います。
来年の『New Value Forum』も全社で挑戦すれば、さらに盛り上がり、自分事としてファイナリストたちをもっと称賛できるでしょう。皆さん一人ひとりのチャレンジを期待しています」
 

グランプリ発表のため、鉢嶺に変わって登壇したのは代表取締役社長グループCEO 野内敦です。発表の際スクリーンには、投票結果がグラフ上に大きく映り、全社員の投票権の重みを表していました。大きなドラムロールが会場を駆け巡るなか、野内から受賞者が順に発表され、『New Value Forum 2023』の準グランプリ、グランプリが決定しました。

 

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(発表前にドラムロールとともにスクリーンに映し出された、投票結果のグラフ)

 

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(静寂に包まれた会場の中で、投票結果を開く野内)

 

『New Value Forum 2023』プロフェッショナル部門 準グランプリ
Oxcimβチーム 塚本くるみ(株式会社オプト ECチャネル戦略部)

塚本コメント 「率直な感想としては、グランプリでなかったことは悔しい一方、表彰いただけたことはとても嬉しいです。『Oxcim』は、EC業界にとってもデジタルホールディングスグループにとっても、間違いなく革新的なツールになると思っています。これからもチーム一丸となって、ECメーカーにとって良いものを提供できるように頑張っていきます。ありがとうございました」

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(大きな拍手に包まれた会場の中で、ステージへ登壇する塚本と直属の上司である山岡)

 

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(準グランプリを受賞した塚本に改めて拍手を送る野内)

 

『New Value Forum 2023』プロフェッショナル部門 グランプリ
Google Apps Scriptチーム 西山菜寧(株式会社オプト オペレーション拠点戦略部) 

西山コメント 「この挑戦は個人のためにも会社のためにもなっていると思うものの、それが認められていないと感じることも多く、不安や辛さを感じることが度々ありました。しかし、今日たくさんの人に認めていただき、私は自信を持って皆さんの背中を押し、『一緒に未来をつくろう』と言えるようになったと思います」

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(グランプリだとわかり、チームメンバーとともにガッツポーズをとる西山)

 

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(『New Value Forum 2023』グランプリのクリスタルを授与するシーン)

 

その後、ルーキー部門ファイナリスト3名、プロフェッショナル部門ファイナリスト5名が再びステージに呼ばれ、引き続き、野内より閉会の辞が述べられました。

野内による閉会の辞

「受賞者の皆さん、ファイナリストの皆さん、本当におめでとうございます。どれも素晴らしい取り組みであり、それぞれの強みが情熱として伝わってきました。参加者の一人として、胸打たれた瞬間でした。
『New Value Forum 2023』のプレゼンターの発表を見て、「私もやってみよう」「私も動かなければいけない」と、プラスの連鎖が働き、情熱が伝播されていくことが、『New Value Forum』の本当の目的ではないでしょうか。登壇者を讃えることはもちろん、「次は自分が」と立ち上がり、挑戦していただけたらと思います」

会場に流れたエンドロールムービーには、『New Value Forum 2023』へ関わった社員全員の名前をクレジットタイトルにしながら、CxO・社外取締役・グループ各社社長から、社員への激励がありました。力強いメッセージがスクリーンに映し出された後、会場は再び大きな拍手に包まれ、幕を閉じました。

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(これからへの決意を込めた、エンドロールムービーのラストメッセージ)

さいごに(運営メンバーがかけるNew Value Forumへの想い)

オフライン開催(オンラインでも中継を実施)となった本イベントは、3時間半にわたり、盛況のまま幕を閉じました。103通のエントリーから選ばれた5名によるプレゼンテーションの様子を多くの社員が会場から見守りました。

本イベントは、単なる新規事業コンテストとして開催していません。たった一人の情熱を起点に、社員一人ひとりが葛藤しながらも乗り越えてきた新しい価値創造へのストーリーを社員全員で体感すること、そして、その熱量が一人ひとりの心に火を灯し、そこから新たな物語が生まれ、歴史を紡いでいく。そんなことを想いながら、本イベントを運営しています。これからも社員一丸となって、パーパス実現に向け邁進してまいります。