デジタルホールディングスグループの社員や採用に関する情報を掲載しています。

日本中の新規事業への挑戦をSaaSで支援。新規事業担当者に伴走し、日本のDXを推進したい

2020.12.07
株式会社オプトインキュベート
伴 勝也 Ban Katsuya
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2010年株式会社オプト(現 株式会社デジタルホールディングス)に入社。経理業務、経営企画業務、M&A業務に従事。その後、2018年に株式会社オプトインキュベート(現職)に出向。全国のコワーキングスペースが使い放題となるOFFICE PASS事業と、様々な場所に出張可能な料理人とマッチングができるPRIME CHEF事業の事業開発・運営に従事。
現在は企業の新規事業開発を支援するSaaS事業の立ち上げにも従事。

新規事業立ち上げ支援を強みとする、株式会社オプトインキュベート。伴勝也はこの組織で、管理業務から新規SaaS事業戦略の構想まで、幅広い業務に関わっています。経理の仕事からキャリアをスタートした伴は、経営に興味を持ち、MBA取得のための勉強を始めました。新規事業のハードルを下げ、どんどんチャレンジできる仕組みを提供したい、新規事業を進める人の力になれるような会社のCEOやCOOになり、世の中の新規事業担当者を助けたいと語る伴が、オプトインキュベートに参画した理由とは。そして世の中にどのような価値を提供していきたいのか。

管理業務からSaaS事業立ち上げまで、幅広い業務を担当

2018年から、株式会社オプトインキュベートに所属しています。オプトインキュベートは、新規事業の創出を支援するインキュベーション事業(※1)を行う会社です。もともと新規事業やサービスをグループ内で立ち上げていく会社としてスタートし、複数のサービスや事業を立ち上げています。その中で現在も運営を続けているのが「OFFICE PASS」「PRIME CHEF」(※2)という2つのサービスです。私自身この2つのサービスに携わりながら、ファイナンス関連の業務や採用、社内のルールづくりといった管理の仕事も行っています。

※1 イノベーション事業:新しい市場の開拓や新機軸の導入など革新的な取り組み全般を支援する事業。

※2 OFFICE PASS:全国のシェアオフィスが使い放題になるサービス。
  PRIME CHEF:一流シェフに、出張料理を依頼できるサービス。

そしていま、オプトインキュベートが新しく始めたのは、デジタルホールディングスグループとしても注力しているSaaS事業です。これまで、自社事業やサービスを開発・運営してきたオプトインキュベートの、事業立ち上げのノウハウを活かし、新規事業をより簡単に立ち上げられるSaaSサービスを提供しようと、戦略を練り、開発を進めています。実際、デジタルでの新規事業立ち上げに課題を感じている企業は多く、そういった企業の新規事業担当者に向けてサービスを提供しています。まず第一弾として、今年の8月より「SaaS型事業開発プラットフォーム」の提供を開始しています。
 

経営になくてはならない経理の仕事

私がデジタルホールディングスグループに入社したのは、広告への関心からでした。高校時代に学園祭のポスターをパソコンでつくったことがきっかけで、大学でもメディアに関する授業を受けるようになり、広告業界への興味がどんどん膨らんでいきました。私が入社した2010年当時は、これからもっとインターネット広告市場が伸びていくぞというタイミングで、そういう意味でもインターネット広告事業を展開するグループはとても魅力的でした。

しかし、広告の現場で働きたくて営業職を志望していたものの、実際に配属されたのは管理部門の財務経理部でした。最初は驚きましたが、経理部長との面談で、元々営業志望であることを正直に伝えると「3年後、営業に行っても戦えるように育ててやる」とおっしゃって頂きました。部長や先輩方の支えもあり、そのときは将来営業で活躍するために、目の前の経理の仕事を頑張ろうと、前向きな気持ちで業務を行ってきました。

経理の仕事を面白いと思えるようになったのは、経理が経営にとても近いものであり、重要な役割を担っていると気付いてからでした。経理という立場でグループ会社の社長や経営陣の前に立ち、財務諸表を見ながら数字について報告する。そんな業務を任されるようになり、自分のやっていることが経営や事業推進の役に立っていると実感できたとき、とてもワクワクしたことを覚えています。

入社2年目の夏には、グループ内の新会社立ち上げ時の経理を担当し、経理業務という枠を超え、新会社の業務設計から取り組み、管理会計の設計など、自分なりに工夫しながら業務にあたりました。そんな仕事が社内でも評価され始め、徐々に経営企画寄りの仕事を任されるようになりました。

そして、3年目の夏に経営企画部門へ異動しました。経営企画業務を行う中で次第に、人と話して物事を整理し、わかりやすく誰かに伝えるという力が鍛えられたように思います。経営企画として各部門長と対峙していく中でも、この力がついていると実感できるようになり、それが自信にもつながりました。

さらに、投資の意思決定に関わる会議にも参加するようになり、徐々にアカウンティング(会計)からファイナンス(財務)領域に関わることが増えていきました。経理時代の身に着けたアカウンティングの勉強だけでは追い付かず、もっとファイナンスを知りたいと、どんどん経営企画にのめり込んでいきました。
 

経営企画の強みを掛け合わせて自分のキャリアを思い描く

経営企画を5年ほど経験した頃、自身の成長鈍化に危機感を感じ始めました。「このまま目の前の業務について勉強するだけでいいのか」という焦りを持つようになりました。その頃私は、グループの経営陣と関わることが多く、経営者に対して漠然とした憧れを抱いていました。しかし、現状の業務を突き詰めていっても、きっと自分は経営者の役割を全うできないと感じ始めていました。早く経営の全体像を知らなければと焦るようになっていました。

その中で、ファイナンスをもっと勉強すべきか、もしくは経営について学ぶためにグロービス経営大学院でMBAを勉強すべきか悩むようになりました。そのときの上司に相談すると、「伴さんの目指すキャリアであれば、絶対MBAだ」と勧められました。私以上に私のキャリアを考えてくれる上司で、その方の後押しもあり、グロービス経営大学院の入学試験を受ける決断をしました。

そして、無事にグロービス経営大学院に通い始め、そこで勉強するうちに気付いたことがありました。管理部門出身の経営者はCFOになることが多いと思いますが、自分がなりたいのはCFO(最高財務責任者)ではなく、CEO(最高経営責任者)、COO(最高執行責任者)の立場で事業を作りたいのだと。経営者に対する漠然とした憧れが自分の中で目標に変わった瞬間でした。

グロービス経営大学院在学中、全国の国内MBA生が5人程度のチームを作って、架空の会社をベースに経営戦略を練り、役員会議という想定で審査員の前でプレゼンする日本ビジネススクールケースコンペティション (略称:JBCC)という大会に参加しました。その大会は、架空の会社のケースが題材となるものの、実際にモデルとなった企業が存在し、業界や競合調査ではまさに今、現実に存在している会社や技術を調査し、戦略を立てることを行うため、経営をリアルに体験できるものでした。また、戦略を5人で考えるということを経験し、チームで経営するということも体験できるものでした。2019年度は121チーム 533名が参加し、その中で私のチームは優勝することができました。そんな経験を通して感じたのは、これまで培ってきたファイナンスの知識は私の強みであり、さらに事業創出や運営の業務の経験ができれば、きっと経営者としてももっと強みになる、ということです。

しかし、私の新卒からの所属はずっと管理部門で、事業運営の業務を経験したことがありません。自分がCEOやCOOとして経営に携わるなら、事業やサービスがどのように立ち上がり、運営されているか、事業の現場を知る必要があると思いました。そんな中、グループの中で事業会社に異動しようと決意し、いろんな人に話を聞きに行きました。その中で最も組織が小さく、経営の業務携わりながらも現場の業務ができる会社がオプトインキュベートでした。オプトインキュベートならこれまでの業務の経験に加え、MBAで勉強していることも活かしつつも、事業運営に携われるのではないかと考え、異動を志願したのです。

オプトインキュベートでの仕事は、小さい組織ゆえに一人ひとりの考えとアクションが重要で、自分の意見が経営や事業に反映される場面も多く、それを望んでいた私にとって、とても刺激的な環境でした。お客様の問い合わせ対応やサービスのオペレーション業務など、いわゆる事業運営の現場の仕事をたくさん経験させてもらいましたが、常に「何のために事業を行っているのか」「そのために自分は価値が出せているか?」という葛藤と戦っていました。この業務をやり続けた先にどんな価値を社会に提供できているのか、そしてそれは私が実現したい世界なのかを、常に自問自答しながら業務にあたっていました。

そんな時出会ったのが、現在「PRIME CHEF」の事業責任者を務める宮崎です。「PRIME CHEF」はシェフに出張料理を依頼できるサービスで、宮崎は「PRIME CHEF」に料理人として応募してきました。しかし、話を聞いていくうちに、彼女には「飲食業界や料理人の働き方を変えたい」という強い想いがあることが分かりました。そこで、事業側に立って一緒にやらないかと声を掛けたのです。

宮崎が抱く世の中を変えたいという想いを元に、私がMBA取得のために学んだ知識や経営企画で得た知識を活かして事業を育てていく。この経験が自分の気持ちに少しずつ変化をもたらしました。誰かの世の中を変えたいという想いを実現させるために、事業戦略を考え、事業を前に進めていく感覚を味わえたことで、CEO、COOで事業を作りたいという漠然とした気持ちが、新規事業を進める人の力になれるような事業を作りたい、という気持ちに少しずつ変わっていきました。

今は、新規事業のハードルを下げ、どんどんチャレンジできる仕組みを提供したい、新規事業を進める人の力になれるような会社のCEOやCOOになり、世の中の新規事業担当者を助けたい、そんな想いを持って仕事をしています。
 

ブレーキ役から、新規事業担当者を助ける役へ

今年に入り、グループの商号がデジタルホールディングスに変わり、グループ全体の戦略も大きく変わりました。オプトインキュベートでも、SaaS型事業開発プラットフォームの提供を開始しています。私もこの事業に関わっており、企業の新規事業担当者の力となり、企業のDX推進に寄与できる事業に、スタートから関わることができすごくワクワクしています。

事業をつくり出し、世の中に出していくことを経験できる人は少ないと思います。だから、当事者としてそこに関われることは自分にとっても大きなチャレンジです。そして私のベースにあるのは、デジタルで新規事業をしようとしている人を助けるサービスを生み出したいという想いです。

事業を立ち上げるには利益を出すことを考える前に、まずは誰にどんな価値を提供するかに着目しスモールスタートすることが重要だと言われています。しかし、企業の中で新規事業を立ち上げる際は、事業計画を作ること自体に時間がかかり、その事業計画に厳しくチェックが入り、社内承認を通すために労力をかけて、新規事業が頓挫してしまうケースも多くあります。私自身、管理部門にいた頃は、新規事業立ち上げをチェックする立場として会社の投資に関わる会議に参加しており、新規事業を阻む壁を文字通り目の当たりにしてきました。

だから今度は、新規事業をもっと安価にスタートしやすい仕組みを提供し、新規事業担当者が社内の壁に阻まれることなく事業をスタートできる環境を提供していきたいと考えています。企業内の新規事業担当者を助けることが、企業のDX推進になり、ひいては日本全体の経済を良くすることにも繋がると考えています。