健康から考える。分かり合い、誰もがパフォーマンスを発揮しやすい環境づくり。「働く私たちのための"体が資本"セミナー」イベントレポート
本セミナーにおける司会者。
2013年オプト入社。ソーシャルメディア事業部でSNS 活用支援を担当した後、オプトのブランド事業立ち上げに参画、広告主のデジタル上のブランド活動支援に従事。2017年よりLINE 活用によるマーケティング支援を推進してきた経験を活かし、2024年4月より現職。
本セミナーにおける司会者。
2021年オプト入社。入社時よりWebアプリケーションの開発支援に従事し、プランニングからサービス開発の実行支援まで一貫してプロジェクトを推進。toC/toB商材を問わずデジタルサービスの立ち上げを支援。
本セミナーにおける登壇者。
株式会社オプト(現デジタルホールディングス)に入社後、マーケティング、営業企画、新規事業の立ち上げに従事。2015年に同社を退社。国内外に展開するコングロマリット企業にて、マーケティングおよび事業開発に従事。2018年デジタルホールディングスに再入社後、事業開発や投資を経験し、2回目の産育休後はグループ戦略推進に従事。DE&I推進、人事などの非財務価値領域を中心に担当。
サントリー食品インターナショナル株式会社
SBFジャパン ブランドマーケティング本部
佐藤 和夢氏
サントリー食品インターナショナル株式会社
SBFジャパン ブランドマーケティング本部
土屋 友胤氏
デジタルホールディングスグループは、社員一人ひとりの価値観やライフステージといった多様性を尊重しながら、個の強みや能力を最大限に発揮できる仕組みを構築することで、グループ全体のさらなる事業成長を目指しています。そのため、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)を重要な経営戦略と位置付け、推進に取り組んでいます。
2024年12月4日(水)、サントリー食品インターナショナル株式会社(以下、サントリー食品インターナショナル)と株式会社オプト(以下、オプト)は、健康経営イベント「働く私たちのための"体が資本"セミナー」を共同開催しました。このイベントは、健康経営に企業が取り組む背景や意義を理解し、社員一人ひとりの健康意識を高めると共に、サントリー食品インターナショナルの新商品「menphys(メンフィス)」プロジェクト を通じて、人に言いづらい心身の不調や悩みを抱える働く若者に向けて、前向きな一歩を踏み出すきっかけをつくる直接的なコミュニケーションの場として開催されました。
ビジネスパーソンが抱える、周囲が見えにくい健康課題
オプトの早田、池田が司会のもと、イベントの前半では、オプト DE&I推進室 室⾧の菅原が、健康経営の定義やメリットを説明しました。健康経営とは、社員の健康管理を経営課題として捉え、戦略的に実践することで、企業の成長に寄与する経営手法です。健康経営に取り組むことで、社員の生産性向上や離職率の低下、医療費の削減など、多くの利点が得られます。
その他にも、プレゼンティーズム(出勤していても、健康上の問題で業務パフォーマンスが低下している状態)についてや、女性特有の健康課題により、昇進や自分の望むキャリアを諦める女性の存在は企業にとって損失であること、さらに、男性にも更年期があり、仕事への影響も無視できないことなどが伝えられました。
個人としてできる具体的な健康管理方法として、睡眠の質の改善、ストレス管理、セルフケアの重要性が挙げられます。さらに、健康課題について、自身や周囲に対して偏った見方をしてしまっていることもあるかもしれません。無意識の偏見や、お互いの思い込みに気づき、体調や健康の悩みについても話すことができる心理的安全性の高い環境づくりも、職場でできることのひとつです。
イベントの後半では、サントリー食品インターナショナルの「menphys」ブランドチームから土屋様と、佐藤様に登壇いただきました。
冒頭に、「menphys」ブランドの主なターゲットである若年層を取り巻く現代の環境変化、「常に高いパフォーマンスを発揮していたい」というインサイトや、心身の悩みや不調に対処できない現状について説明をいただきました。その後、「こころとからだを整える、みんなの最初の一歩に。」という「menphys」のブランドコンセプトに秘められた想いや、商品開発からコミュニケーションにいたるまでの困難についてお話いただきました。参加者からは、「マーケティングにおいて、最も難しい決断はどんなことだったか?」など、多くの質問が寄せられ、会場全体が活気づく質問が相次ぎました。実際にそれぞれが人に居づらい悩みを持つ中、「自分だけが悩んでいるわけではないんだ」「我慢しなくていい」という気づきを得る時間にもなりました。
個人だけでなく、組織として健康課題に向き合うこと
セミナー後のアンケート結果では、「健康に関する知識が職場の相互理解や働きやすさ、一人ひとりのパフォーマンスにつながると理解できた」「社員の健康について積極的に考える会社に対してポジティブな印象を持った」という項目について、「とてもそう思う」「そう思う」という回答が100%を占めました。健康管理の重要性を再認識し、「今まで意識していなかった健康管理に興味を持ち、生活習慣を見直したい」といった声が多く寄せられました。
健康はすべての基盤です。自身の心と体と向き合い、日々の生活習慣を少しずつでも改善していくことが大切です。また、健康課題や無意識バイアスについて正しい知識を得て対応していくことが、安心して働ける職場風土を作り、一人ひとりのパフォーマンスの最大化を目指すことにもつながります。
今後も、様々な企業様との共創を通じて、一人ひとりが自分らしく活躍できる環境づくりを進めてまいります。
※登壇者に関する情報は、イベント当時の所属・役職で記載しております。