顧客のことを顧客以上に深く知り、課題に本気で向き合う。インターンシップ5日間レポート
オプトが主催する「5DAYS地方創生インターンシップ in 那須塩原」。第2回目となる今年は、1,000名を超える応募者の中から選ばれた12名の学生が参加しました。学生たちが5日間にわたって課題の要因を探り、どのように課題を解決するかを策定に奮闘する様子をレポートします。
サマーインターンシップ概要
オプトが実施したサマーインターンは、LTVM(LTVマーケティング)※の知識を深めるだけではなく、その実践を通して、リアルなビジネス課題に取り組むプログラムで構成されています。那須塩原の大自然のなかで、初めて出会う学生たちがチームに分かれ、課題の要因を探り、どのように課題を解決するかを策定し、新サービスの立案までを手掛けました。昨年から同プログラムを実施し、今回は2回目の開催となります。
※ LTVM:(Life Time Value Marketing):
LTV(顧客生涯価値:Life Time Value)は、従来、あるユーザーが商品・サービスを初めて利用してから、長期的な関係のなかで、サービスを提供する企業が、当該ユーザーから得られる利益を指す。そのため、サービスを提供する企業側が「いかに一人の顧客から利益を得られるか」という視点で表現されることが多い状況にある。しかし、当社グループにおいては、企業側が得られる利益を示す観点でのLTVではなく、これまで以上にエンドユーザーを理解し、真に顧客に寄り添った支援に注力し、エンドユーザーへの本質的な価値提供に重きを置くことで、短期利益ではなく、顧客企業の永続的な事業成長に貢献するという概念として捉え、その実現を目指す手段として、「LTVM(Life Time Value Marketing)」と名付けた。
ユーザー視点の体験と現地インタビュー
インターンの最大の特長は、課題解決だけでなく、「課題設定」も自分たちで行う点です。そのため、現地でサービスを実際に体験し、ユーザー目線での気づきを得ることは必要不可欠です。初日には、那須ハイランドパークのオフィシャルホテル「TOWAピュアコテージ」の敷地内の森林と傾斜地を利用した日本最大級規模の空中アスレチック「NOZARU」での体験を通じて、ユーザー視点での課題や改善点を探りました。
さらに、現地で働く社員の方から、現地でしか知り得ない課題や、今後の展望などをお聞きするインタビューを実施。これにより、学生たちは、より根本的な課題を発見し、新サービス設計のヒントとなる情報を得ました。
オプトで活躍する社員からのフィードバック
2日目からは、マーケティング研修がスタート。オプト執行役員の前村が、最前線のマーケティング戦略を学生たちに伝授しました。各チームにはオプト社員がメンターとして参加し、マーケティングの第一線で活躍する社員と協力し、時には厳しいフィードバックを受けながらより良いサービス案へとブラッシュアップしていきます。
サービスに本気で向き合う中で試されるチーム力
初めて会う仲間、初めて向き合う実践的なプロジェクト。サービスの実現に向けて全員が本気で向き合うなかで、それぞれに意志が衝突する場面も生まれました。あるチームでは、前提の認識の齟齬が生じ、話し合いが振り出しに戻る場面もありました。しかし、そこで学んだのは「対立」ではなく「協力」の大切さ。時間の許す限り議論を重ねそれぞれの強みや特性を活かしながら、前進していくチームの姿勢が印象的でした。
那須のリゾート施設責任者とオプトCEO金澤へ最終提案
最終日にはサービス提案の最終ピッチが行われ、那須のリゾート施設責任者の方やオプト代表取締役社長 CEO金澤、現場で働くオプトの社員が審査員として出席しました。最終日の前日までサービスをブラッシュアップし、直前までピッチの練習をしたりと、最後まで粘り強くワークに取り組みました。ピッチ本番では、緊張しつつも、自信を持って自分たちが考え抜いてきたサービス案の提案を行い、ピッチ後には清々しい表情を浮かべていました。
審査員からは「提案いただいたサービスの要素をぜひ取り入れたい」「新しいターゲットの視点が得られた」「この観点を加えると面白い取り組みになりそう」といったコメントをいただきました。
成長と学びの5日間
この5日間を通じて、参加した学生たちは課題設定の難しさや、当事者意識を持ち、お客さまのその先のエンドユーザーをより深く知ることの大切さを体感しました。また、チームでの協力と自身の成長を実感する瞬間も多く、5日間という限られた時間の中で、深い絆と大きな学びを得ることができました。
オプトでは、2026年新卒採用の方の募集を開始しています。この記事を読んで興味を持った方は、ぜひエントリーをお待ちしています。