那須でのDXサマーインターンシップ!社会課題に真剣に向き合う熱い5日間をレポート

2023年9月4日(月)〜9月8日(金)にかけ、デジタルホールディングスグループ(以下、当社グループ)では、25年卒の学生向けに、5日間のサマーインターンシップを開催しました。那須塩原のリゾート施設という普段とは違う環境のなかで、新規事業立案に奮闘する学生の皆さんの様子をレポートします!

机上では得られない、リアリティあるDX支援を疑似体験

サマーインターンシップの狙いは、実際に企業が行っているDX*や事業立ち上げを体感してもらうことです。企業のDX支援というキーワードは昨今多く見られますが、当社グループにおいては、2020年の商号変更以降、DXを含めたデジタルシフト事業を主要事業としています。経営者や従業員、顧客が何を考え、どう行動しているのかを実際に現場で見て聞いて感じることがリアリティあるDX支援を行ううえで大切なことの一つです。今回は、その疑似体験を学生の皆さんがすることにより、DX支援や、デジタルを活用した新規事業の立ち上げがいかに泥臭く、ハードルの高いものかを知ったうえで、チャレンジする楽しさを感じてほしいという想いのもと、開催しました。

*DX:デジタル技術を活用し、業務改善を行うだけでなく、製品やサービス、ビジネスモデルそのものを変革し、競争上の優位性を確立すること

当社クライアントの皆様へ質問や顧客体験をするワーク

今回のサマーインターンシップの大きな魅力は、当社クライアントに直接お話を聞けること。開催地である藤和那須リゾート株式会社様は、当社グループよりDX推進のための経営支援を行っています。今回のインターンシップは、藤和那須リゾート株式会社様や、現地でDXを支援する当社グループ社員の全面的な協力のもと、開催が実現しました。そのため、インターン期間中は藤和那須リゾート株式会社様の事業部長やマネージャーの皆様にお時間をいただき、現事業における課題を深掘りして聞くことができました。学生の皆さんからは、「どのような目的で施設を訪れるのか」「ターゲットはどのような方か」「認識しているのに、課題を解決できない障壁は何か」などの質問が飛び交いました。現場に行かなければ知り得ないような情報を収集し、「課題を解決するうえでの障壁は、複雑に絡み合っているんですね」など、難しさを感じつつも、真剣な眼差しでお話を聞いていました。
 

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現場の皆様へのヒアリングは新たな気づきにつながりました。

 

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初めて出会う仲間たちと5日間のワーク。互いに違う環境や価値観を持つなかでの議論は、難しさを感じながらも、切磋琢磨し合いながら、良いアウトプットを出そうと奮闘していました。

 

その他に、那須ハイランドパークでのフィールド調査やリゾート施設で、顧客視点に立った気づきを得る機会もありました。

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実際の顧客体験を通して、施設の魅力をさらに深掘りします。運営する方のお話を真剣に聞いている様子でした。

新しく出会ったメンバーとともに、丸5日間、新規事業の立ち上げに向き合う

サマーインターンシップのもう1つの魅力は、初対面のメンバーとのコミュニケーション。学生の皆さんは、環境や価値観が違うメンバー同士で、事業立案という大きな目標に向かうことへの難しさを感じている様子でした。なかには意見が衝突し、議論が白熱する場面も。相手が納得できる話し方は?意見が発散した後の収束の方法は?など、議論の進め方にも難しさを感じていました。
 

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各チームには当社グループから若手社員がメンターとして付き、事業立案に向けて伴走しました。

最終ピッチ

5日間の集大成として、新規事業提案のピッチを行いました。ピッチの評価者として、当社グループ代表取締役会長の鉢嶺、グループCHROの石綿、デジタルシフト社の経営企画の栗山が参加しました。各チームからは、課題と、それに対する解決策だけではなく、ビジネスモデルを踏まえたうえでの収益性や、競合との差別化のポイントなども発表されました。

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最終ピッチの様子。単なる事業提案に止まらず、市場にどう影響を及ぼすことができるのかまで熱く発表されました。

 

最後には表彰式が執り行われました。表彰部門は以下3部門です。
MVT(Most Valuable Team):最もよいアウトプットをしたチームへの賞
MVP(Most Valuable Passion owner):最も情熱を持ち、やり切った個人への賞
MCP(Most Changed Player):最も初日と最終日で変化した個人への賞
 
評価者からは、「事業計画を実際に会議に挙げて検討していきたい」「根深い課題に目を向けてくれた」「社会課題の解決に本気で取り組んでくれた熱量を感じた」などの言葉がありました。

総評として鉢嶺より、「皆さんが5日間をかけて向き合った新しい価値をつくり、社会を変革していくということは、今後も当社グループが取り組んでいくこと。時代の変化とともにニーズは移り変わり、その変化に合わせて価値を創造することこそが、社会の繁栄につながる。もしご縁があり入社してくれたら、会社、ひいては社会を変革する一員になってほしい。またお会いできるのを楽しみにしている」という激励の言葉により幕を閉じました。
 

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学生の皆さんの発表を聞き、激励の言葉を送る鉢嶺

サマーインターンシップ企画者のコメント

改めて、企画をした人事総務部(採用チーム)に本インターンシップに込めた想いを伺いました。

橋爪
このインターンシップで学生の皆さんに伝えたかったことは、DXや事業立ち上げは決して華やかな側面だけではないということです。聞こえとしてはスマートですし、経営のトップのみがするものという印象を持っている方が多いのかもしれません。しかし、実際のDXは現場に足を運び、顧客企業の社員お一人おひとりや、エンドユーザーなど、多くのステークホルダーの方々に対し、あらゆる角度から、一次情報を見て・聞いて・感じる必要があります。思ったよりも泥臭く、ハードルの高いものに感じている学生の皆さんも多かったのですが、このような難しい課題に対してワクワクする、没頭する経験ができたのだとしたら、当社グループとしても、開催の意義を感じます。

また、藤和那須リゾート株式会社様は、当社グループでDX推進による経営支援を行っているクライアントですので、実際にDXに取り組む当社グループ社員や、リゾートを運営する皆様の姿を学生の皆さんに見てもらい、将来働くうえでの刺激になっていれば嬉しいです。

サマーインターンシップのアンケート結果

実際に参加いただいた学生の皆さんにも今回のサマーインターンシップについてのアンケート調査を行いました。

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学生の皆さんからの感想:

Rさん
インターンシップに参加する前は、5日間は長いと感じていましたが、オフラインでのインターンシップだったため、より手触り感を持って社会課題に向き合うことができたと思います。学生同士で深い交流ができ、刺激を受けました。

Kさん
インターンシップに参加してよかったと思っています。1つは、妥協せずプロジェクトに向き合うことが自分にできるのだという実感をもてたこと、もう1つは深く関わることができる仲間ができたということです。これまで、意見はあってもなんとなく大多数の意見に流されることが多かったですが、少数意見でも議論して考え抜き、結論を出すというサイクルを経験できたのは本当にいい経験でした。

Mさん
答えのない問いに対して、挑戦する力をレベルアップできたと感じています。クライアントの課題を、ここまで当事者意識を持ち、解決をしようとした経験は初めてだったため、難しいと感じることも多かったです。しかし、社員の方にお話しを聞き、チームで話し合うなかで、どのような答えを出すべきか、解像度がどんどん高くなっていく感覚を持ち、忘れられない経験になりました。

さいごに

今回のサマーインターンシップは当社グループ初めての非常にチャレンジングな企画となりました。この企画が成立したのは、当社グループのバリューである「チャレンジ(変革し続ける)」が体現されたからと言えます。
当社グループは、2025年新卒採用の募集を開始しています。デジタルを活用したチャレンジングな経験をしたい方は、ぜひご応募ください!