男性育休・休暇取得経験者に訊く。10日間の休暇取得で、何がどう変わる? ~デジタルホールディングス、最短10日の育児休暇取得が必須に~
職種:コピーライター兼プランナー
年代:30代前半
家族構成:妻、子ども(10カ月)
育児休業は子どもが2カ月から8カ月になるまでの半年間取得。
年代:30代前半
家族構成:妻、子ども(4カ月)
リフレッシュ休暇を活用し、妻の産後から2週間の休みを取得。
年代:30代前半
家族構成:妻、子ども(9カ月)
出産に合わせて、出身地である札幌に転居。出産後に子供の定期健診や予防接種、役所手続きに付き添うため、時間単位で有給休暇を取得。フルリモートワークの合間に育児に積極参加中。
年代:30代後半
グループCOO直下のDE&I推進室にて、ダイバーシティ経営を推進。
※DE&I推進室:ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン推進室
2022年4月1日より、デジタルホールディングスは、『チャイルドケア休暇』制度を新設。
男性の育児休業取得促進を目的に、改正「育児・介護休業法」が施行されることに賛同し、社員に出産・育児をきっかけに、今後の働き方や生き方を、家族と共に改めて考えてみてもらいたいとの想いから制定に至りました。この制度は、配偶者の出産予定の6週間前から産後8週間を始期とする時期に最大で連続で20営業日の取得が可能な休暇で、10日間の休暇取得を必須とするものです。これまで男性育休取得の壁の一つであった経済的不安を解消するため、給与が全額支給される特別休暇となっています。
今回は、制度制定よりも前にそれぞれのスタイルで育児休業・休暇取得で育児に向き合った3名の社員に集まってもらい、育児休業・休暇を利用した理由、実際の体験談、そこから見えてきた家庭への想い、仕事の考え方、さらには本制度に対する期待を聞きました。育児にかかわることで見えてきた自分の望む働き方、生き方とは。それぞれに起きた価値観の変容にもご注目ください。
子どもと1日中過ごせるのは、赤ちゃんの「いま」だけ。妻と成長を見守りたいと思った
菅原:まず萩原さん、6カ月の育児休業取得は、まさに先駆者です。取得のきっかけって何だったんですか。
菅原:半年間の育休取得をしようとの判断に影響を与えたものや出来事などはありましたか。
菅原:山本さんはリフレッシュ休暇(※)を育児に充てたとお聞きしました。
(※)リフレッシュ休暇は、3年に1度付与される連続10営業日取得可能な特別休暇
菅原:夫婦で話し合って決めていったところが、素晴らしいですよね。
早田さんは、お子さんのこと、仕事のこと、決めなければいけないことが多かったのではないですか。
菅原:お子さんの誕生がご夫婦のライフプランを実行する決め手になったんですね。
“時間の自由さ”を利用して、育児に主体的にかかわることが重要と気づいた
菅原:お休みを取得したことに対するご家族の反応はいかがでしたか。
菅原:職場の皆さんはどんな反応でしたか。
菅原:萩原さんは半年ものあいだ、会社の情報には一切触れない生活をされていたと思うのですが、「そういうもんだ」とすんなり切り替えられるものでしたか。
菅原:復帰の時に大変だったことはありますか。
菅原:続いて山本さん、社内の反応はいかがでしたか。
菅原:これからメンバーが育児休暇を取得するときには、どういうアドバイスをしたいと思いますか。
菅原:早田さんはいかがでしょうか。まずはご家族の反応を聞かせてください。
菅原:非常にリアルなエピソードですね。私も同じ場面ならば、そう思ってしまうかもしれません…(笑)職場の反応はいかがですか。
「仕事と家庭の両立」とは、自分の働き方の問題でもある
菅原:パートナーの自己実現について、考えたり話し合ったりしたことはありましたか。
10日は十分とは言えないかもしれない。 だけど、自分の価値観に変化を起こす有意義な期間になる
菅原:デジタルホールディングスでは、必須で10日間(最大で20日間)の男性育児休暇の付与を行うことになりました。実際の経験者である山本さんたちから「5日間では意味がない。」という意見が出たことが、最短必須取得の日数を10日に延長したことに反映されています。 10日間の必須化に対する感想と、会社に提言したいことを聞かせてください。
菅原:なるほど。育休の二段階取得ですね。
菅原:山本さんはいかがでしょうか。
菅原:制度ができたことで社内にどのような変化が起こると思いますか?
菅原:目的はまさにそのネーミングの通りですね。
菅原:私達の働き方も世の中の働き方とともにどんどん変わっていくので、新たに制定するこの制度も社員にとってより有意義なものになるように更にアップデートし続けていきたいと思います。
※記載されている所属・役職等は2022年3月に実施した座談会当時のものです。