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インキュベーション事業の推進

2017.12.01
株式会社オプトインキュベート
取締役
齋藤 正輝 Saito Masaki
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2008年4月オプト新卒入社。営業として主にコスメ企業を担当し、2012年には全社MVPを受賞。副事業部長を経て、2014年コンサルティング会社へ出向。オプトへの帰任後は、オプトマーケティングコンサルティング部とオプトインキュベートを兼務。2017年にオプトインキュベートへ転籍後、8月より同社取締役就任。

変化する難しさとデジタルのパワーを同時に実感 オプトグループを変化させるためにオプトインキュベートへジョイン

2008年に株式会社オプトへ入社し、営業を6年ほど経験しました。

社内公募制度により、コンサルティング企業へ2年ほど出向し、老舗の素材メーカーの経営改革プロジェクトと、また別の会社の新規事業プロジェクトに携わりました。素材メーカーのプロジェクトでは、国内の市場がシュリンクしていく中でグローバルに挑戦しないといけない実態や、中国企業の猛追などを目の当たりにしました。昔ながらの企業が変わっていくことの難しさ、変わるための方法を知らなければいけないと実感しました。

一方で、新規事業のプロジェクトを実施したときに、これはオプトでも取り組むべきだと感じました。デジタルはこれからすごいパワーを持っていく。オプトグループはそこにアドバンテージがある。すごい魅力を感じるとともに、会社としても新しい事業をどんどん作って、変化していくというのは必要だし、これができるのは私なんじゃないかなと思い、オプトとオプトインキュベートを兼務する形でオプトグループに帰ってきました。

 

考えて考えまくる 常識を疑いどれだけ考え抜けるかがインキュベーターとして大切なこと

インキュベーターとして重要なのは「ゼロベース思考」だと思っています。

新規事業はお金もないし、モノもヒトもない。本当に何もない状況なので、いかに工夫するか、考え抜けるかが勝負だと感じています。「ゼロベース思考」には、今までやっていることを疑う、前提を取っ払うことが必要です。例えば、ある調査をするのに外部パートナーに発注すると300万円掛かる。でも、そんなお金はない、じゃあどうする? 調査に1週間かかるけれども、それを1日で終わらせることはできないのか? 毎日そういうことを考えて実行しています。常識を疑ってできる方法を考える、絶対あると信じて考えています。

新規事業は本当にお金がない(笑)。本当にお金がなさすぎて、マジヤバイという感じです。お金があるから事業が成功するとは限らないので、コスト削減するための工夫をする、安く仕入れる・安く作るために考える。考えないといけない環境なんです。

野内さんからも毎年桁を1つ変えるくらい成長しないと新規事業はできないね、と言われていて、今までのやり方だったら110-120%の成長率に留まるところを1桁変えていくにはどうしたらいいのか、というのを常に考えて動いています。解がない中で、1個解を作る。走りながら。それを、極端な話すると1時間で検証するというのが、スタートアップなんだろうなと思っています。1時間で検証するための方法を考える。そうしたら1日で10個の仮説検証ができて、じゃあ全部で100個の仮説があったけど、1日で10個やったらあと90個ですねと。じゃあ、あと9日間で検証したら必ず1個答えが見つかりそうだねというように。やはり長いスパンで投資すれば良いわけじゃなくて、スプリントするっていうのがすごい大事ですし、自分も意識したいと思っています。

未来が見えずに不安になることはありますが、そういう日々が刺激的でおもしろいです。

 

意思決定の軸は「どれだけ社会にインパクトのある成果を残せるか」

なにかしらの社会課題を解決しているものが新規事業だと考えています。

取り組んでいる事業の1つは、働き方を改革していくためには必ず必要になるサービスだと思っています。リモートワークを支えるサービスです。皆さんも経験があるかと思いますが、私も通勤に1時間半かけていた時もありましたし、営業時代は訪問の合間の15分だけ帰社して仕事する、といったすごく非効率な働き方をせざるを得ない時期もありました。これまで当たり前だったけど、その時間を効率よく活かせる仕組みが作れる。無駄をなくせるサービスを提供できる。時間や場所に捉われず働ける人が少しでも増えればやる意味があると思いますし、チームの皆ともそういった感覚を共有できているからこそ前進していけるなと感じています。野内さんとお話するときにも、そういった観点はすごく大切にしていて、「どんな社会課題を解決するのか」というのはオプトインキュベートの意思決定のひとつの軸になっています。

こう言いながら、もともと社会に意義のあることを成し遂げたいと思っていたかというとそうではないです。新規事業に取り組んでいたら、それは全部社会に意味のあることだったという感じです。そこに熱意を持って取り組んでいる人の話や、困っている方の話を聞くと「俺も解決したいな。一緒にやりたいな。」と自然と思えるんですよね。

誰かの力になりたいとか、悩みを解決したいとか。信頼する人と仕事がしたい、という基本的な考え方はオプトに入社した時から何も変わっていないなと思います。ただ、入社当時に比べて大きく変わったのは、これまで自分に関わってくれた人たちのことを考えるようになりました。お世話になった人や、自分の後輩へのお詫びの気持ちと感謝の気持ちが、今この仕事に取り組むうえでいつも根っこにあります。

意思決定で迷うときにも、社会課題を解決しているか、つまりユーザーの課題をもっとも解決する選択肢がなにかと立ち返るようにしています。世の中にインパクトのあることを私たちがやらなくちゃいけないし、やることが正解だと思っています。迷った時は必ずそちらへ振り切るように意識しています。

これは、インキュベーション事業だけではなく、オプトグループのどんな事業にも活かせる考え方だなとは思っています。例えば、広告代理事業の場合だとクライアントの声を1から100まで聞いて、それを絶対叶えてあげたいと思うものです。ただ、1から100あることの中で、社会にインパクトが大きいものから手を付けていこうという意思決定が大切になるのではと感じています。

 

大切なことはデータにならない 足を使ってユーザーに会うのが齋藤流

他に大事にしているのは、自分たちのサービスを愛してくれている人たちに会いにいくということですね。

リサーチの結果では、これだけの人がこういう風にサービス使っています、市場規模は〇億円ありますということはわかりますが、それはデータでしかなくて。やっぱり、一次情報、たとえば話して下さる内容もそうですが、ユーザーの表情、声のトーンというものから得られるものは大きいなと思っているので、他のメンバーに驚かれるほど、ユーザーに直接会いに行くということを大切にしています。事業計画を紙に落とす、パートナー候補を口説くためにペーパーを作る。もちろんこだわって作ってはいるんですが、もっと大事なものはここにあるぞ、とユーザーに会うたびに思っています。

ユーザーに会って、話した確信を自分が持っている。それが数字ではない、事業を推進していくために大切なファクトだと思っています。

 

事業立ち上げは9割成功する そんな再現性を作っていくのがオプトインキュベートの使命

今は合計して5つくらいの新規事業に並行して携わっています。まだまだインキュベーターとして事業を成長させていくということについては力不足を感じるところは正直多いです。まずは今、事業メンバーと一緒に走る、一緒の気持ちでやる、自分事化して事業に並走するようにしています。

ただ、私たちは事業立ち上げには再現性があると思っているので、失敗も成功も学びにすべきだと思っています。経験を積んで、それをこれから立ち上げる事業や伸びている事業に提供していきます。今は10個立ち上げて1個しか立ち上がらないものを、仕組み化することで成功率を上げていきたいです。新規事業は失敗する前提、赤字前提と考えられている事自体をインキュベーターとして変えていきたいです。本当は100事業くらい同時に関われるようになりたいんですよね。限られた時間でも、全部の事業を成功させられる、そういう仕組みをオプトインキュベートとして作っていきたいです。

※記載されている所属・役職等はインタビュー当時のものです。